部屋を掃除していると、風邪をひいたときに病院からもらった薬の残りが出てくることがあります。
「これ、また風邪ひいたときに使えるんじゃないの?」と思ったので、処方箋の有効期限を調べました!
目次
処方箋に有効期限ってあるの?
あります。
むしろ市販薬より短いです。
基本的に市販の内服薬は未開封の状態だと製造してから2~3年程度は保存できるように、品質を確認する試験をおこなっています。
ただし、この使用期限は、一定範囲の温度で保管し未開封の場合に適応されるものです。一度開封してしまうと分解速度が早まり、品質や性状の変化も早まります。
さらに、保管状態によっては、有効成分に変化が起き効能が低下するものや、有害なものに変化する危険性も考えられます。
保管状態について
保管場所は一般的に、室温(1~30℃)で高温・多湿・直射日光を避けた場所が最適です。
また、薬には冷蔵庫で保存が必要な薬剤もありますが、指示がない時に冷蔵庫で保管すると湿気や乾燥などにより成分が変わってしまうこともあります。
薬の使用期限(市販薬)
- 【カプセル・錠剤】
3~6ヶ月 - 【散剤・顆粒】
半年~1年 - 【漢方】
5年 - 【目薬】
1ヶ月 - 【液剤】
すぐ処分
※開封した場合のおおよその使用期限です。
薬の使用期限(病院の処方箋)
処方薬の使用期限は、処方箋の日数にしておきましょう!
使用期限切れの薬は飲んでも大丈夫か
時間が経つにつれ、効能は弱まりますが、自己責任での服用には問題ありません。
ただ、有害な物質に変質していく薬もあるので要注意です。
使用期限が切れたら危険な薬の例
- 抗生剤
重大な腎障害を引き起こすことがあります。 - 胃腸薬
変質しやすいです。 - シロップ剤やドリンクなどの液体の飲み薬
細菌が繁殖しやすいです。 - 目薬
腐敗しやすいです。 - アスピリン
胃腸障害が起きやすくなります。
これらの薬は、期限を守るか、すぐに処分をしましょう。
最後に
部屋から余りものの薬が出てきたので調べてみたら、怖い情報がたくさんでてきました。
ケチらずに、ちゃんと毎回病院に行くべきですね!
ポイント
- 保管の際は湿気・日光・高温を避ける。
- 処方薬の使用期限は、処方箋の日数にしておくべき。
- 使用期限が切れたら危険な薬がある。
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