あれもしなきゃ、これもしなきゃ・・・
あー、なんか最近やる気でないな。
典型的なパターンですが、私です。
どうにかしてやる気を取り戻したいですよね。
実は「やる気」って、”科学的に”どうやってやる気を出すかが検証されてるんですね。
この記事ではそれを紹介していきます。
とにかく始めてみる「作業興奮」
脳科学の権威、池谷裕二さんの著書にもあるのですが、「やり始めないと、やる気はでません。」
始めてからしばらく経つと、少しずつやる気が出て、次第に集中できるようになってくるんです。
10分ほどやってみると効果がでてきます。
この仕組みを発見したのは心理学者のクレペリンで、この心理を「作業興奮」と名付けました。
やる気、つまりモチベーションは、脳の「側坐核」という場所でつくられているのですが、糸井さんと池谷さんの対談(http://www.1101.com/ikegaya2010/2010-10-01.html)でも取り上げられています。
とにかくまず始めてみることが大事なのですが、まあそもそもそれができないから困ってるんですよね。
決断することが多いと脳は疲れます。思い切って何かを諦めていくことも必要かもしれません。
一度に1つのことだけしかしない
諦めないのであれば、一旦脇に置いておくことが大切。
複数の作業を同時にこなす、マルチタスクってすごい! と思われがちですが、実は作業効率はすごく悪いことが研究結果として報告されています。
優先順位をつくるなどして、ひとつのことをするときは、他のことには目もくれない姿勢が必要です。
適度な睡眠・適度な運動
先程の「作業興奮」を活用するためにも大切なのですが、「適度な睡眠」と「適度な運動」は忘れないようにしましょう。
睡眠をとることによって、神経、側坐核を休めることができ、運動によって脳全体の血流が良くなり、思考系が活発になります。
また、顎を動かすことも良いです。ガムを噛む前と噛んだ直後では記憶力に差があるという研究報告もあります。
自分を褒める
モチベーション管理で度々耳にしますが、自分を褒めるということはとても大切です。
予定していたところまで進まなくても、面倒くささに負けずに頑張った自分を「よくやった!」と褒めてあげることが大事です。
わずかな作業でも、やる前とやった後とでは確実に前に進んでいます。
自分を褒めるのに最適な「4行日記」というものもあります。
目を疲れさせない
眼精疲労とやる気にもつながりがあります。
パソコン・テレビにゲームにスマホ。今僕たちの周りは液晶画面であふれています。
そこで、目の疲れを癒してくれるホットアイマスクがおすすめです。
レンジでチンするタイプのアイマスク「あずきのチカラ」が有名です。あたたくて気持ちいい。
目標を分割して、小さくする
小さな目標を達成し続けると、脳の神経の配線が組み替えられ、やる気に繋がる神経伝達物質が、より生成されるようになります。
「努力 → 失敗」を「努力 → 目標達成」というパターンにして、脳に刷り込むことが重要です。
最後に
やる気は「精神論」ではどうにもなりません。
大事なのは、「とにかく始めてみること」。
そして、「とにかく始めてみたら、そのうちやる気が出てくるんだ」ということを覚えておくこと。
意外と忘れがちなので。
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