目次
地震雲と地震の関係
結論として、気象庁の答えを。
雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です。
雲のたなびく向きは、上空の気流によって支配されています。
気流が地形の影響を受けることはありますが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません。
「地震雲」が無いと言いきるのは難しいですが、仮に「地震雲」があるとしても、「地震雲」とはどのような雲で、地震とどのような関係であらわれるのかが科学的な説明がなされていない状態です。
日本における震度1以上を観測した地震(以下、有感地震)数は、概ね年間2,000個程度あり、平均すれば日本のいずれかの場所で一日あたり5個程度の有感地震が発生していることとなります。
震度4以上を観測した地震についても、平成16年で105個、平成17年で49個、平成18年で28個、平成19年で57個発生しています。
このように地震はいつもどこかで発生している現象です。
雲は上空の気流や太陽光などにより珍しい形や色に見える場合がありますし、夜間は正確な形状を確認することができません。
形の変わった雲と地震の発生は、ある程度の頻度で発生する全く関連のないふたつの現象が偶然見かけ上、そのように結びつけられることがあるという状況であり、現時点では、科学的な扱いは出来ていません。』
気象庁「ホーム > 気象等の知識 > よくある質問集 > 地震予知について」より(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq24.html)
ということで、科学的な根拠はありませんでした。
地震予知はできるのか
結論として、気象庁の答えを。
地震を予知するということは、地震の起こる時、場所、大きさの三つの要素を精度よく限定して予測することです。
例えば「(時)一年以内に、(場所)日本の内陸部で、(大きさ)マグニチュード5の地震が起こる」というようなあいまいな予測や、毎日起きているマグニチュード4程度以下の小さな地震を予測するような場合はたいてい当たりますが、それに情報としての価値はあまりないと考えます。
少なくとも「(時)一週間以内に、(場所)東京直下で、(大きさ)マグニチュード6~7の地震が発生する」というように限定されている必要がありますが、現在の科学的知見からは、そのような確度の高い地震の予測は難しいと考えられています。
以上により、一般に、日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマと考えられます。
お聞きになった情報で心配される必要はありませんが、日本は地震国であり、地震が起こらない場所はないと言っても過言ではありません。
日ごろから地震に対する備えをお願いいたします。
気象庁「ホーム > 知識・解説 > よくある質問集 > 地震予知について」より(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq24.html)
無理でした。
おすすめの地震対策
気象庁の言葉をそのまま受け取りましょう。
日頃から防災セットを備えておきなさい、とのことです。
地震雲の種類一覧
地震雲が地震とは関係ないとはいえ、様々な形があり、見ていてはっとするものです。
おまけとして、地震雲の種類をまとめました。
断層形地震雲
帯状形地震雲
波紋形地震雲
放射状形地震雲
肋骨状形地震雲
弓状形地震雲
竜巻形地震雲
鞘豆形地震雲
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